「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について多摩地区で議論する広場」

<田吾作の声> 勝負を超える感動      NO.198

 夏の甲子園が終わった。たかが野球、されど野球との思いは強い。何が心を引き付けるか、全力を集中した無心のプレーが観客それぞれの思いとオーバーラップするからだろう。小生にとっては激しい戦いを終えた後の本塁ベース前での両チームの礼を交わす場面が好きだ。この習慣が生まれたのは大投手だった空谷を擁する松山商業が始めたものだと野球本で知ったのは夢中で読んだ小学生の時だった。
 日本人のスポーツ感には必ず勝負だけではない選手の振る舞いが及ぼす部分がある。真剣勝負を戦った相手への敬意を忘れない。自らと同じく背負ったものは様々あり互いに栄光を目指した暁での試合であり、非情であっても勝負をつけねばならない。その結果勝っても一呼吸し健闘を称え合い今後の互いの精進を誓う礼儀は感動を呼ぶのだ。最近は勝ったら所かまわず感情を露わにするスポーツ選手が珍しくなった。相手を慮らない風潮が日本をますますつまらない社会にしている。
 日本人は爾来「道」が好きだと言われてきた。だがそれは昔であって、現実には今は結果であるモノ・カネを取れるかが大事で、過程での心の部分は無駄だと切り捨てられるのが多い。勝負が全てのアメリカ型合理主義的感性が世間を覆っている。
 さて高校野球だが無論今の世相を反映した出来事が起きない訳ではない。強打者松井秀樹を全イニング敬遠策で臨んだ明徳義塾にはスタンド中からブーイングが飛んだ。そう言えば早実清宮の高校通算本塁打が話題になったが、これまでの記録を保持していた選手はプロには進まず、鉄道会社に就職したという事実を知った。自分の能力を見極めた決断だといい清々しい気持ちになったことは言うまでもない。
 球児に幸あれ。
(2017.8.26)
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コメント
No title
いつだったか、高校野球で活躍した球児たちのその後を追ったルポを読みました。
高確率で悲惨な生活に陥っているそうで。。
2017/08/26(土) 16:23 | URL | みゆらま #LkZag.iM[ 編集]
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