「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について多摩地区で議論する広場」

<田吾作の声> 剥き出しの帝国主義の登場  NO.169

 早朝のテレビ中継でトランプ大統領の就任式典を見た。ワシントン・エスタブリッシュメントを代表するクリントンの敗北ショックから抜けきれないメディアは、式典への連邦国会議員の欠席の多さ・未だに過半数に達しない低い支持率・空前の大規模な抗議デモなどを取り上げて批判的な言辞を交えながら報道する。クリントンとトランプの本質的違いを認めない小生には、終始違和感を抱かせるものだった。
 今回の大統領選を巡っての大方の見解は既存権力への不満分子の反乱という単純な分析のようだが、大衆の不満を利用した権力側内部の強硬派による政権移動だと考えるほうが合理的である。有体に言えば第二次大戦の勝利者となったアメリカはナチスの生み出した科学・情報・戦力など全て引き継ぎ世界支配を成し遂げた。その戦略を合理化するイデオロギーとしてアメリカ型民主主義を振りかざし、意に沿わないものは悪に仕立て武力でねじ伏せてきた。要は帝国主義そのものであったが、民主主義という言葉で隠蔽されてきたのが、戦後70年有余の国際政治だった。武力をハードパワー、外交をソフトパワーと称した硬軟両様の使い方で世界を煙に巻きながらの戦略はこれまで大きな「効果」をあげたのは間違いない。
 資本主義の高度化はアメリカ国内での製造業の衰退をもたらし雇用を始めとした教育・福祉などの劣化が進行し貧富の格差が止まることを知らない状況を作り出した。増大する弱者の不満を巧みに誘導し政権を奪取したのがトランプだから、行き着く先は見えている。庶民の期待が幻滅に変わる時にトランプが選ぶのは外部に敵を作り得意の武力行使で愛国主義を煽る道だろう。剝き出しの帝国主義に悩まされる時代の到来だ。
(2017.1.22)
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コメント
No title
「行き着く先は見えている」
そんとき、日本がどうするかも、見えてますね、
このままでわ。
2017/01/23(月) 10:11 | URL | みゅらーまん #LkZag.iM[ 編集]
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