「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について多摩地区で議論する広場」

<田吾作の声>教育軽視が貧困再生産の温床  NO.118

日本の大学進学率は先進国の中でもアメリカと並び圧倒的に高い。昔は進学の動機は学問への熱意の表れだったようだが、今や「大学位は出てないと」程度の尺度となった。戦後の流れを振り返ると義務教育を終えて高校進学が一般的になった時期は農・商・工などの実業に進む傾向があったがいつの間に普通高校が主流となった。それは大学進学が増えた現象と対をなす。駅弁大学と揶揄されるほど大学が乱立する時代が到来し今日を迎えている。この間学問という中身よりも学歴という肩書重視の世となり、大学の中には1年次の授業で高校レベルの反復を行うところもあるという。そうしないと専門教育についていけないのが理由らしい。

大学をビジネスと考える私学が増え(最近では国立とは言え独立法人化で同じ道を歩んでいる)年学費が200万~300万円というところがあるというから、戦後派の小生には驚きだ。当然ながら通学しながらのアルバイトが当然化し中には遊び代稼ぎのアルバイトも珍しくない。多くの学園では本屋が縮小し衣類販売やコンビニが幅を利かし学問の府といった趣はない。

ところで高等教育への公費負担割合をみると日本は先進国中で最低の13%であのアメリカの22%よりも低いという統計がある。それは教育の家計負担(私費)が高いことの反映でもある。最近、日本人のノーベル賞受賞が続いているが、それはかっての教育重視の時代の遺産に過ぎず、今後は望むべくもない。

問題は大学を出たけれど非正規職しか見つけられない層が増えていることであり、進学時に借りたローンの返済がどうなるかということだ。結婚は、住まいはと懸念する。貧乏人の子孫もまた貧乏人と宿命づけられる社会が次第に固定化しつつある。

20162.18

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コメント
No title
小沢さんも教育が一番大事と言っていますねぇ…この歳になってみるとホントそう思います。

…学生時代全く授業に出ずバンドばかりやっていた私が言えた義理じゃないですが(^^;)笑
2016/02/18(木) 14:17 | URL | anndue #-[ 編集]
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