「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について多摩地区で議論する広場」

<田吾作の声> 人身御供となった若者  NO.115

 軽井沢でのスキーバス事故は多くの若い学生の命を奪った。例の通り当局側はツアー会社など関係先を捜索/追及している。原因究明を否定するものではないが、同様の事故を繰り返されているのだからもっと根本的な解明こそが大事だろう。
 過去5年だけでも吹田市や関越自動車道の大事故があり、その都度、国は過剰労働の乗務員の乗務距離を短くしたり採算割れの過当競争を鎮めるため基準運賃を設けたりなどの応急措置をとってきた。その対策そのものが的外れであったことを今回の事故が証明している。
 そもそも2000年の貸し切りバスの規制緩和が引き金となって業界内の過剰競争が勃発した。この方針が明らかになった時から、人命に影響するとの懸念が指摘され反対の声が強かった。安全など気にもせずビジネスチャンスと飛びついた海千山千の業者が参入し、会社数が2倍になったという。一方で3Kの職業だと嫌われる大型バス免許者の数は年々減少し、しかも弥縫策の一環で2人乗務が増えたことが乗務員不足と労働強化に拍車をかけたという流れだ。絵に描いたような規制緩和の間違い例だ。
 厚労省と言えば働くものの立場に立って労働行政をすすめるべきなのに、安ければ良しとする資本家の立場を忖度した指導がまかり通っていないか。最低賃金決定に際したった1円単位(10円でない!)の引き上げに経団連の顔を気にしている官僚の姿勢がこの国の実相を物語っている。バス協会に入らない雑魚みたいな業者をいたぶっても何も変わらない。警察も同様だ。
 マスコミは犠牲者の告別式を報じ悲しみを演出することに余念がない。SMAP解散報道と同レベルで論じられてはたまらない。今回の事故は人災だと何故追及しない。
(2016.1.22)
 

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コメント
No title
「運転手の土屋さん 葬儀も行われず遺族も不明…孤独老人だった可能性も」って。

監督省庁の責任が問われそうな時になると
人身御供とお涙頂戴をセットで提供して、
国民の怒りの質と方向性をコントロールする手法て、
永遠に不滅なんすかね。
2016/01/22(金) 12:52 | URL | みうらま #-[ 編集]
規制緩和
大店法とかも街の商店街が無くなった例かと
TPPはグローバルな規制緩和と思うのですが
規制緩和はぱっと見、自由化=良いイメージなんでしょうが
こういった死亡事故が起こって規制緩和の影響だと気づくのでしょうか。
国はわれわれを見捨ててる。そーいや年金運用も失敗してるようだし…
規制緩和は責任所在をも無くしてしまうものだと感じてます。

2016/01/23(土) 18:59 | URL | 1407大豆麦 #-[ 編集]
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