「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について多摩地区で議論する広場」

<田吾作の声> 強者の論理  NO.112

日韓の間で懸案となっていた慰安婦問題が「解決」した。両国マスコミはともに大勢は好意的だと報じている。実態は行き詰っていた政府同士の急場しのぎの妥協の産物に過ぎない。韓国は経済事情であり日本は歴史修正主義への国際的な批判だ。「決断」を促したのがアメリカというのは誰しもが読む筋書きだろう。

問題は押し切られた韓国内での対立とその後の展開である。今まで否定してきた「軍の関与」を豹変して口先だけにせよ認めた日本だが誠実さは感じられない。元慰安婦支援財団に金を出す、だから二度と文句を言うな、これで不可逆的な解決とする。こうしたやり方に関係者やまともな韓国人なら怒るだろう。政府批判は強まるし、政権交代で「左派系」民主党の大統領登場という事態が現実的になったと思える。我々日本人が韓国の立場で考えれば予測できることだ。

辺野古新基地建設問題は政府と沖縄の対立が抜き差しならない状況にある。この国内対立を素知らぬ風情でアメリカはいる。しかしオバマの操り人形ケネディ大使が辺野古建設を「ベストの選択」と発言したことには、さすがにアメリカ内部から痛烈な批判の声が出された。

慰安婦問題でも見られる強者の弱者への押し付けと傲慢さは同質である。ただ辺野古と違うのはアメリカの指令で日本が動いたことであり日本人としては二重に複雑な気持ちになる。想定される韓国内の混乱には他人事と無視できるのは親分アメリカの立場と全く同じだ。力は正義だ、を地で行く国際政治の本質を露わにする。かくて、敗者の心に憎悪、憤怒が蓄積され理性の蓋を吹き飛ばす事態が生まれると思う。

侵略や敗戦はなかったという立場のシンゾウが歴史の不可逆性を説くのだから噴飯ものだ。

201512.31

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コメント
No title
安倍ちゃんを支持するネトウヨの、虎の威を借りた嫌韓なんて、その攻撃性に見合うほど深い想いがあるわけじゃないってことを、当のシンゾウさんが一番よく分かっていたんだ、というのは発見でした。
2016/01/01(金) 16:57 | URL | みうらま #-[ 編集]
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