「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について多摩地区で議論する広場」

<田吾作の声> 国破れる前に山河なし…  NO.110

 久し振りに地方に出向き4日間ほど過ごすことが出来た。柑橘類の豊かな地域でゆったりした時間を楽しめた。バスも数時間おきに動くし、船便での通勤が主流のため勤務も時間で切り上げざるを得ず、生活にメリハリのあるリズムを感じた。こうした感慨は都会の喧騒から逃れた人間が勝手に抱くものであることを直ぐに滞在中に思い知らされた。
 まず人口減に拍車がかからず期待する若者はUターン頼みで、しかも働く職場が限られているのだから心なしか若者に明るさを感じることがなかった。地域の主流であるみかん栽培も後継者が見つからず櫛の歯が抜けるように生産者が減っている。問題は一部のリーダーが真剣に危機打開の方途を考えているだけで、大方が危機感さえないような気がした。こうした現状を「ぬるま湯的体質」と評する人もいるが、小生は諦めの心境なのではという分析だ。それは政治から裏切られ続けたこと、特に金銭面での大企業や都市部との格差を思い知らされていること、将来に光を見出すことが出来ず何も期待できない心中を察した。Uターンで帰った若者も敗北感を引きずった再出発ではないかと思う。早い話が家で東京と同じニュースを見ても別世界の出来事にしか映らないのではないか。このままでは地方社会が崩壊することは目に見えている。更にTPPなどの影響を思うとそのスピードが凄まじいことも。
 何がこのような地方を作り出したのか本質的な原因を考えないと地方「再生」などあり得ない。国滅びて山河ありとは、古来からわれわれが受け継いできた東洋的な思想である。その地方が本当に危ない。これじゃ日本人が繋がりのない地域に平気で移住するアングロサクソンやユダヤ人化すると思いぞっとした。
(2015.12.24)
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コメント
No title
春に瀬戸内海の小島に移住し農業を始めた友人曰く「食っていけるよ何とかなるよ~」とのことなので、東京暮らしに行き詰まったらワタシも、と夢想していますが、やはり大変なこともいろいろあるんでしょうね...
2015/12/24(木) 18:40 | URL | anndue #-[ 編集]
No title
都市と地方、どちらも生きていくのは大変になってきてるけど、
互いに足りないものは異なるので、足して二で割れば自然にうまくいくものを
何かの間違いで、せき止められている、て感じがします。
しかも、「何かの間違い」は原理的に抗えない選択の連続の結果としてある、と。
原蓄論まで遡って経験を復習すれば、明日の指針を見出せるのかなあ。
2015/12/25(金) 10:25 | URL | みうらま #-[ 編集]
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