「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について多摩地区で議論する広場」

<みうらのま> 滝に向かう船

序: 状況 
 夜明け前、、船が巨大な滝に向かって進んでいます。

シーン1: 認識
 最初に気がついた船長は、乗船客が寝ている間に、泳いで逃げ出してしまいました。
 それに気がついた人達は船を岸に向けて漕ぎ始めました。漕ぎながら、まだ寝ている人たちを大声で起こします。
 寝ている人たちは、なかなか目覚めません。

シーン2: 選択
 少しづつ、滝が迫ってきます。
 ようやく目が覚めた人たちも、状況を理解しました。
 全員が力を合わせて船を漕げば、無事に着岸できるかもしれません。しかし、できないかもしれません。その場合、全員が死んでしまいます。
 今、河に飛び込み岸に向かって泳げば、助かるかもしれません。しかし、助からないかもしれません。どちらにしろ、漕ぎ手が減れば、船が滝に落ちる可能性が上がります。

配役: 人物紹介
 (1) 最初に逃げ出した船長は、憎むべき狡猾な悪役です。 
 (2) シーン1で寝ていて、シーン2で河に飛び込む人は、嘲笑を誘う道化役です。
 (3) シーン1で寝ていて、シーン2で船を漕ぎ出した人は、素直で凡庸な脇役です。
 (4) シーン1で船を漕いでいて、シーン2で河に飛び込む人は、非凡で聡明な準主役です。
 (5) シーン1で船を漕いでいて、シーン2でも船を漕ぐ人は、勇猛な英雄の主役です。

結: 生存率予測
(1)の「憎むべき狡猾な悪役」は経験値、判断力ともに優れているので、もっとも生き残る可能性が高いでしょう。
(4)の「非凡で聡明な準主役」は思考力、判断力ともに優れているので、(1)の次に生き残る可能性が高いでしょう。
(3)の「素直で凡庸な脇役」は誠実で協調性に優れているけれど、(4)よりは生き残る可能性が低いでしょう。
(2)の「嘲笑を誘う道化役」は選択した行動が(1)と同じなのですが、タイミングが異なり、なにより寝ボケた判断なので、(3)より溺れる可能性が高いでしょう。
(5)の「勇猛な英雄の主役」は自己犠牲の精神が判断を鈍らせているので、もっとも滝壺に落ちる可能性が高いでしょう。ただし、彼が助かる場合は、船に残る全員助かります。

物語は感動的に進み、現実は合理的に進みますが、感動の無い現実は、つまらないです。
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コメント
No title
最近、私のなかで、頻繁に演繹されるモデルです。
2015/11/13(金) 12:52 | URL | みうらま #-[ 編集]
No title
非力ですがやらないよりはマシ、と少ししか漕ぐ手伝いができていないワタシ
最近は滝に落ちるのは覚悟あきらめモードで、死ぬ確率が少しでも減るように、体が入る空き樽を確保しクッション代わりに中に布団を詰めて脇に置いている、という感じです(^^;)
2015/11/13(金) 15:04 | URL | #-[ 編集]
死にたくないですね
でも、危機的状況下で正常に判断ができるか
考えていてそのまま死んじゃう凡人ですかね…
2015/11/13(金) 21:36 | URL | 大豆麦 #-[ 編集]
No title
> 空き樽

まずは、子供のぶんを確保しないと・・・(^_^;)

>死にたくないですね

311以降、私もそんな感じ。
なかなか、悪人にも英雄にも、なりきれるもんじゃあござんせん。
ケインズ先生によれば、長期的にはみんな死んじゃうんですけど、
なかなか、「それもそーだね」なんて諦め切れるもんじゃあ、ありませんわ。
2015/11/14(土) 23:30 | URL | みうらま #-[ 編集]
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