「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について多摩地区で議論する広場」

<田吾作の声> 国境なきメガ企業集団の時代  NO.100

 フォルクスワーゲン(VW)の排出ガス規制を誤魔化した事件は世界中を驚かせた。試験の時だけ基準をクリアさせ運転中は禁止ガスをまき散らしていたのだから、道義も何もない感じだ。だが思ひ起こせばメガ企業によるこの種の不正をわれわれは過去に幾度となく経験している。例えば世界中にビス規制を押し付け時価会計基準をルール化したアメリカの金融独占が、自らは自己資本比率が下回り時価会計を誤魔化していたことが判明し世界中を大混乱させたリーマン・ブラザーズ事件がある。
 「大きすぎて潰せない」などという屁理屈を覚えさせられたのもそうした時期だった。その理屈は影響力が巨大で潰れると既存の経済秩序が保てないという意味だろう。実際は、当局が取り締まろうとしても、取引が巨大で複雑すぎて全貌が把握できないということが真実に近い。メジャーと呼ばれる国際企業は軽々と国境を越え自らに都合の良い商行為を行っていて、つまり量的増大に伴い果たすべき公的側面が増すべきなのに私的欲望だけが最大化する傾向が強まるという矛盾を生んでいるのだ。
 彼らの経済支配をより強固にする意志がTPP交渉に表れている。どんな理屈を付けてTPPを合理化しようとしても、交渉内容が秘密とされ国会議員さえ知らされず、協議される中身のたたき台をつくる事務局メンバーは大手業界代表で構成されているのだから、メジャーに都合の良い出来レースに他ならない。国家や政治さえメガ企業にかかれば代理人に過ぎないことを物語っている。
 近いと噂されるTPP交渉の妥結は個人や普通の企業、団体にとっては毎日の自由が縛られることを意味し、メガ企業には際限なき自由市場の登場となる。最早、彼らの不正など掴みようがない。
(2015.10.5)

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コメント
100回、おめでとうございます!
田吾作師匠、100回、おめでとうございます!

内容が秘密なのに「がんばって合意しました」て言われても「そうでしか、よくやりましたね」て褒めてあげられないし、「日本にもチャンスなのです」て言われても「なんのこと?」て感じ。
大筋合意会見と同時に「ホントは中国の脅威が」てキャンペーンが始まれば、安保法案の参議院での議論が始まったのと同じパターン。

「国際問題化しちゃうから具体的には言えないけど、ホントは中国の脅威が」
て、米国様の願いを(日本で)叶える魔法の言葉になってる。

2015/10/06(火) 10:01 | URL | みうらま #-[ 編集]
一番の妬み
アメリカを抜いて一番になったらやられるんだ
車屋の豊田さんが言っていた…
2015/10/07(水) 05:04 | URL | 大豆麦 #-[ 編集]
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