「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について多摩地区で議論する広場」

<田吾作の声> 現代のギリシャ悲劇に学ぶこと  NO.89

 財政破綻のギリシャに対するEUの支援策が決まった。GDPを上回る借金をため込んだのだから尋常なやり方では経済の再建は出来る訳がないのに、債務減免は認めないというのだからギリシャ国民は窮乏生活を無制限に強いられることになる。早い話が悪徳サラ金業者に一生搾り取られることと同じだ。
 EU発足自体がドイツ第四帝国の復活と揶揄されたように、フランスを盟主に立てて内実は実効支配する仕組みであったことを思い起こせば現在の事態は当然の帰結と思うのが常識だろう。ドイツ経済一人勝ちの現状はユーロ圏がドイツの縄張りとして囲い込まれ、判り易く言えば植民地然として搾取された結果に過ぎない。二度にわたる世界大戦を引き起こしたドイツは単独では政治的リーダーになれないため経済共同体を通して指導権の確立を目指した。意図を察し警戒したイギリスはユーロから外れた。
 ギリシャが強いられる再建策だが付加価値税が大幅に引き上げられるし年金制度の改悪もあり国民生活が大きな打撃を受けることは間違いない。現在の年金支給水準が賃金水準の73%で61歳支給開始だと知り驚いた。なんと日本の現状より良いのだ。経済評論家は経済感覚のないだらしない国民性とギリシャを批判するが、お上に従順で大人しい日本人の頭を変えないための方便のようだ。
 今回のサラ金の真の胴元だがドイツの陰にいる国際金融資本であることを忘れてはならない。中でもゴールドマンサックスはギリシャがユーロ加盟基準である「財政赤字がGDPの3%以下」を満たしていないのに、不正報告を作成して莫大な報酬を得たのだから罪は大きい。今や無国籍企業の支配下にある各国政府の在り方も問われているのだ。
                          (2015.7.31)
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コメント
No title
国民投票で緊縮策NO!となったときにはワクワクしましたが…
チプラス氏もやっぱりトロイの木馬だったんですかねぇ…
2015/07/31(金) 20:01 | URL | anndue #-[ 編集]
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