「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について多摩地区で議論する広場」

<田吾作の声> 時代にそよぐ風  NO.88

 所属している或る研究組織の定例会での出来事。お題は「大国のパワーシフトとナショナリズム、領土不安」というもので講師は女性の学者でそれなりに世間には名は通っている御仁だ。一応は期待して臨んだ。
 日本だけが隣国と領土問題を抱えているのに、中国は最長の国境線で接するロシアと領土問題を解決し全軍事力を太平洋地域に集中できる体制だと焦りを隠さない。現実の世界政治は米中のG2で動いているとし、尖閣問題で起きる日中間の争いにアメリカは介入しないのだから安倍内閣が進めている安保法制については心配と危惧する。たとえ話で「日中が戦えば日本が負ける」と言ったすぐに、戦争はやってみなければ判りませんがと何やら口ごもる。見えないネトウヨにでも怯えているように映った。
 アルビン・トフラーのパワーシフトを用いた情勢分析はアメリカ主流の陳腐な考え方で何も目新しいことはなかったが、彼女にすればナショナリストシンゾウと学問のバックボーンであるアメリカとの板挟みに悩んでいる構図が伺える。戦争には勝ち負けがあり負けた方は必ず復讐心が残り何も得することはない、だから仲良くすべきだとの論調は観念論にしか聞こえない。領土問題や友好外交が進展できない原因が自主外交を縛られている安保条約にあることには触れないし、アメリカも含め各国を操る国際企業についての分析が全くないのだから説得力を持たないのは当然だろう。
 期待が裏切られたと思った時に会場から、「中国は信じられない。経済的には日本がより依存しているがこの際、手を切りアメリカと同盟関係を強化すべき」というとんでもない意見が出た。一見インテリ風の中年男の顔を見て改めて今の時代を感じた。
 (2015.7.28)

スポンサーサイト
コメント
No title
「バカの壁」ていう本が売れましたね。
そこに水が貯まる堰がある感じがします。
2015/07/28(火) 16:12 | URL | みうらま #LkZag.iM[ 編集]
No title
隣家との関係は国家間の関係とたとえられますよね

隣家とはどうしても仲良く出来ない関係が続くもの
陰口は近隣の家にもらす
そういえば中国と隣接する他の国はどのような陰口を日本に言っているのだろう・・・

どちらにせよ隣家に対しては逃げれない関係
気に入らなければ(信じれなければ)お引越しを検討ください。
2015/07/29(水) 06:31 | URL | 大豆麦 #-[ 編集]
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

日本一新の会 (多摩出張所)

Author:日本一新の会 (多摩出張所)
<特別寄稿を募集致します>
当出張所では、森友問題について
「自身でブログを開設するほどではないけれど、ぜひ物申したい!」というあなた様の原稿を
tama.nipponissin@gmail.com にてお待ちしています。報酬はございませんが、必ず(明白な悪意や公序良俗に反する場合を除き)掲載させて頂きます。
よろしくお願い致します。

田吾作、みうら、anndue

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR