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<田吾作の声> 理論的に破綻したアベ安保法案     NO.81

 安保関連法案を巡る情勢が緊張してきた。その最大の要因は元来保守系とみられた層の中から批判的な意見が噴出し始めたからだ。衆院憲法審査会で与党(自公)推薦も含めた3人の参考人全員が憲法違反と明言したことは、驚きを通り越し感銘を与えるものだった。自衛隊は合憲だとの持論を持つ長谷川恭男早大の先生(無学な小生にとっては初めて聞く名前だが精一杯の尊称である)だが、その後も「今の与党議員は(彼らにとって)都合の良いことを言った時は専門家、悪い時は素人と(われわれ学者に)言う」と痛烈に批判。この法案が通れば日本を危うくすると警告している。亀井・山崎など4人のの元自民党幹部も反対を表明した。
 かって自衛隊の創設時は違憲だとの主張が強かった。そのため護憲を掲げる社会(社民)党が長らく自民党に伍して戦後日本政治の一翼を担う存在となった。当時の国会論争で、吉田総理が違憲を主張する憲法学者を「曲学阿世の徒」と罵倒し物議を醸したことは有名だ。今回の憲法論争を見ると、時代の趨勢を感じざるを得ない。現憲法と自衛隊との整合性を図るために、吉田以降の政権は政治的に腐心してきた。それは親米・軽武装・自由主義というスローガンに集約される。55年体制下で自社が激しい論戦を繰り返しても、政治が崩壊しなかったのは両者とも根底には、戦争への後悔、反戦への誓いといった思いがあり共有していたためだった。
 私的ことだが長年の社会党支持者がベルリンの壁崩壊以降は、抵抗なく旧自民党勢力と話が出来るようになり、今では小沢一郎主義者にまで変節出来たのも、共有する部分があったからに他ならない。今回の問題は正統派保守主義にとっても分水嶺となるものだ。
(2015.6.17)
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コメント
No title
護憲派も改憲派も、憲法を遵守しているに違いはなく、
55体制が、のどかな時代に映ります。
今、保守は、改憲派と棄憲派に分裂して、
「改憲派・護憲派 vs 棄憲派」の構図が
できあがったみたい。

アメリカに押しつけられた、と言いながら
アメリカにおもねり、
顔色を身ながら、憲法を棄てようとしている。
クーデターというほど勇ましくなく、
面従腹背というほど狡猾でもない。
ただひたすら、醜悪です。
2015/06/17(水) 21:15 | URL | みうらのま #LkZag.iM[ 編集]
アメリカのTPA関連は下院で一旦否決されて
わーい♪って喜んでます
もう少しでTPPが漂流するんだと

アメリカの下院では
かなりの日本企業からロビー活動に行かれているとの話でして
それでも反対派市民のデモとかロビー活動が勝り今回の結果
これが民意であり、民主主義なんでしょうか

自分は恥ずかしながらロビー活動をしたことがありません。
でも、やらないといけないと思います。

今はまがりなりなりにも組織にいるから
機会もあり、学習会とかデモに積極的に参加すべきだと言って8・6行事にも参加してます。
(今年は秋葉さんのお話)

自分は戦争に行きたくないし
子供にも関わらせたくない
子孫にも

動く理由はそれだけでも良しですか?

戦争反対は誰でも出来る。って師匠に叱咤されたのを思い出します。

2015/06/18(木) 06:07 | URL | 大豆麦 #-[ 編集]
No title
たしかに、戦争反対て「言うこと」は簡単ですよね。(師匠らしいw)
でも、顔を晒して、時間を使って、足を運ぶ、戦争反対の意思表明は、
それなりに強い問題意識がなければ出来ないことっすよね。
2015/06/18(木) 14:07 | URL | みうらま #LkZag.iM[ 編集]
もう哲学ですね。

ガンジーさんもいけないこと
理念なき政治とか道徳なき経済、人間性なき科学とかを言われてましたよね
たぶん今を生きていたらショックでしょうね…
2015/06/18(木) 18:01 | URL | 大豆麦 #-[ 編集]
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