「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について多摩地区で議論する広場」

<田吾作の声> 対照的な二国の戦後  NO.77

 第二次大戦終結後から70周年、各国で記念式典が行われている。ロシアの対独戦勝記念日にはウクライナ問題の影響で西側先進諸国がボイコットし、最近の緊迫した国際情勢を物語るものとなった。注目すべきはドイツのメルケル首相で翌日モスクワを訪問、単独でソ連軍兵士を祀る無名戦士の墓に詣でたことだ。ドイツの加害責任を明確にすると同時にアメリカとも一線を画す外交姿勢を世界に示した。
 これは同じ敗戦国でありながら日本と正反対の姿勢であり鮮やかな対比を描いている。ドイツはナチス時代を誤りだったと全面否定しているのに、シンゾウに代表される復古主義者は欧米によって戦争に追い込まれたのだと肯定している。しかもシンゾウの祖父岸信介は一級戦犯でありながら、敵国アメリカに命乞いし延命した挙句、以降は忠実にアメリカの忠犬ぶりを発揮してきたことで知られている。
 反省なき日本は中国に負けたと堂々と認めないから明確な謝罪をしようとしない。曖昧ゆえに中韓から事ある度に謝罪を求められ、シンゾウ一派は「いつまで謝罪すればすむのだ」と開き直り、それが更に問題化する。ドイツの爽やかな姿勢とは雲泥の差だ。
 昨年、来日し話題になったアメリカの映画監督オリバー・ストーンが『もうひとつのアメリカ史』で、第二次大戦終結の最大の貢献者はソ連(ロシア)だと強調し、トルーマンらアメリカの政治家はアメリカ軍が対独戦勝利の中心であったかのように振る舞ってきたと歴史の捏造を批判していた。
 確かにドイツもイスラエルへの過剰な遠慮といった批判さるべき点はあるが、概ね自立した政治を貫いている。「アメリカの属国日本」(国際機関では常識)は隣国から嫌われ疎んじられている。
(2015.5.11)
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コメント
No title
「日本を取り戻」しにいくのかと思ったら、
「差し出して」きちゃった感じでしたね、オミヤゲに。
2015/05/11(月) 15:44 | URL | みうらま #-[ 編集]
No title
ドイツは統合の時には27基からの原発が動いていたそうですが
日本の震災時にきっぱり止める宣言

思考が違うのでしょうか
2015/05/27(水) 06:24 | URL | 大豆麦 #-[ 編集]
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