「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について多摩地区で議論する広場」

<田吾作の声> カリブの新たな波風     NO.64

 キューバとアメリカの国交回復交渉が年明けから始まった。キューバにカストロ主導の社会主義政権が誕生して以降、50年を超えて国交断絶だったのでまとまりを期待したいが、キューバにとっては新たな苦難を強いられることも間違いない。
 マスコミの報道を見ると、キューバ危機はソ連がミサイル基地建設を始めたことを知ったアメリカが中止を求め両国が核戦争寸前まで至ったという解釈で統一されている。この説明がフルシチョフやカストロへの一方的な悪のイメージを定着させてきた。
 歴史的事実を知れば真逆のことを知ることが出来る。1959年に社会主義国トップとして史上初めて訪米したフルシチョフは体制の違いを越えて平和共存を訴えアメリカ国民にも歓迎された。所謂雪解けが本格的にスタートした。ところが翌年ソ連上空を飛行していたアメリカの偵察機U2が地対空ミサイルで撃墜され、捕まった操縦士がスパイ行為を認めたことでソ連が激怒、雪解けが一気に真冬に戻ったことには触れない。
 革命前はアメリカの植民地然たるキューバだが、そのアメリカに既得権だとし利権補償と回復を求められ国の存立さえ危うい状態に追い込まれていた。或る意味ではキューバとソ連が接近するのは当然の流れであったことにも触れない。つまり当時からマスコミはアメリカのプロパガンダ役を担ってきたのだ。
 軍産複合体がアメリカの将来を危うくするとはアイゼンハワーの言葉だが当時よりもその複合の度合いは強めあくどさも増している。
 何故今、キューバと国交回復なのか。一つはロシアの影響力を削ぐこと、二つ目は中南米に経済援助をテコに進出著しい中国への対抗措置の一環と考えられる。歴史の底流にある真実を見つめたい。
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コメント
No title
異国と見れば、支配するか、利用する、てのは彼の国の習い性なんすかね。
キューバから学ぶこと、い~っぱいあると思います。
近々、友人の写真家が(いくつかの雑誌と新聞を抱えて)一年間、キューバ滞在するそうで
羨ましさ全開ですわ。
2015/02/23(月) 14:29 | URL | みうらま #-[ 編集]
No title
ここのところ、ふと思い出したようにニールヤングのコルテス・ザ・キラーを何度も聴いてました
2015/02/23(月) 15:04 | URL | anndue #-[ 編集]
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