「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について多摩地区で議論する広場」

<田吾作の声> スコットランドが揺さぶるもの NO.39

田吾作の声 NO.39
  スコットランドの独立はイギリス政府の必死の巻き返しで頓挫することになった。世界にはスペインのバルセロナやバスク、中国には新疆ウイグルやチベット、カナダのケベックなど独立志向の動きが強まっている。このような背景には近代国家の基本的な枠組みである国民国家の行き詰まりがあると考えられる。それぞれの国は近代を迎えるにあたり民族や宗教を始め多くの分野での違いを乗り越えて出発せざるを得なかった。国民の数を多くすることは国力の源泉であり侵略されない最低限の条件でもあったからだ。徴兵や徴税、教育を統一的に実施し中央集権的な国の形を作り上げることで国の体裁を整えてきた。更に対外戦争を通して「国民」としての一体感が醸成され、生活レベルが豊かになることで補完された。
  だが、教育や生活のレベルが上がることは「国民」自らのアイデンテティーを強めることになり、人工的で擬似的な「国民」意識よりももっと小単位のまとまりを追求するようになる。同じ肌、同じ言語、同じ宗教であってもそうした傾向は変わらない。別の角度から見ると国の画一的な政治よりも、より身近な地方での独自の政策(分権)を求めることと同じだ。
 単一色を人が嫌うのは自分の個性が消されることへの嫌悪感であり、単一化は自由の概念と真逆なものとも考えられる。ファシズムに抵抗するのは人間の本能に基づく。世界中をアメリカナイズしようとする動きも、真の自由人なら胡散臭く受け入れられない行為である。
  ところで今回の報道に関連し、沖縄の分離独立運動が起きるのではとの懸念の声があった。しかし沖縄が日本に編入され単に本土政治の捨石にされてきた歴史を知れば独立は至極当然だと思う。
(2014.9.21)
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コメント
No title
負担を押しつければ独立の声があがる。
「独立をさせない程度に、最大限の負担を押しつける」というのは、この(危険な)ゲームの鉄則なのでしょうね。
2014/09/21(日) 13:02 | URL | みうら #LkZag.iM[ 編集]
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