「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について多摩地区で議論する広場」

<田吾作の声> サイクル化した戦争     

田吾作の声 NO.38
 アメリカのオバマ大統領が登場した時の公約の一つはイラクからの米軍撤退であった。テロとの戦いを名分にしてアメリカは中東に介入したが、大義なき長期の戦いに国内から厭戦気分も混じった批判が高まったことでオバマは支持を得て勝利した。米軍撤退後のイラクは宗派間や部族間対立が激化し一向に安定しない。そこへ隣国シリアの内戦の余波が加わり、イスラム原理主義を掲げる一派が「イスラム国」を名乗り両国にまたがる「新国家」を樹立する動きが強まった。
 その勢力は残忍で異教徒・異宗派への殺戮行為を繰り返し、遂にはアメリカ人ジャーナリストを公開処刑したことが引き金となり、アメリカは空爆を開始、介入の度合いを強めようとしている。国内ではまたもや長期化し泥沼化するのではとの警戒心もあると報じられている。しかし、この見方は余りに単純すぎる。理由の大きな一つはアメリカ自体が定期的に戦争をしなければ成り立たない政治的経済的体質になっていること、つまり軍産複合体とワシントンの政治家達の強固な結合が戦争回避を許さないことを知るべきである。
 この際考えねばならないのは何故中東では混乱が続くのかということであり、石油利権の争奪戦という見方がまず語られる。が、根底には、欧米による植民地支配の名残である理不尽な領土分割があることを忘れてはならない。民族や宗派、歴史など一切無視して国境を画定した英仏を始めとした旧宗主国の横暴が混乱の原因である。今後も事ある度に国境を揺るがす動きが起きるだろう。
 それ故に中東の混迷は永続的に繰り返すことは明確である。そしてその度に欧州諸国に代わってアメリカが正義の仲介者然として軍事利権を漁り続けることも。
(2014.9.12)
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コメント
No title
> 今後も事ある度に国境を揺るがす動きが起きるだろう。
尖閣諸島だって、同じようなもんですね。
いっそ、ノシつけて米国に返えしちゃったらどーでしょう?
沖縄の基地と一緒に。
紛争の種は要りませーん、て。
2014/09/12(金) 17:52 | URL | みうら #-[ 編集]
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