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<田吾作の声>癌患者と非正規雇用

癌患者と非正規雇用 2014.5.14
近頃、近親者に癌患者が目立つようになった。3月には小生にとってかけがえのない先輩を癌で失ったことも関心を高めた要因だ。彼との思い出は一言では言い表せないが、癌だと知らされてからのやり取りは克明に覚えている。剛毅な彼は癌の攻撃を跳ね返すような心意気を最後まで失うことはなかった。文字通りヒトとガンとの闘いだったとつくづく思う。
その彼が定期的な検査日ごとに一喜一憂していたことは特に脳裏に残っている。腫瘍が小さくなっていると喜ぶ声は弾んでいた。ところが、「また広がるのではないか」、「転移するのではないか」との不安のつぶやきが漏れることがあるのだ。勿論、悪い結果の時は「この数字だと許容範囲で大丈夫らしい」と明らかに自らを慰めるような言葉が続く。今になって彼は検査日ごとに大きな不安で精神的に押しつぶされそうな状態だったことが推測出来る。癌の告知をされてからの3年という期間は、孤独と絶望で覆われた不安の日々であったのだろう。
ところで非正規雇用が社会問題化しているが、一向に改善される兆しがない。シンゾウ内閣は不安定雇用からの脱皮どころか、固定化の方向に舵を切ろうとしているのだから酷いものだ。パート、アルバイト、契約社員などの非正規雇用の数は今や2000万人以上に達していて年々増加の一途をたどっている。これは雇用者数の36.6%にものぼり、女性では実に55.8%と過半数を占める。
望まないのに不安定雇用の身分に陥った彼ら/彼女らは、雇用期限の不安から逃れることは出来ない。絶えず職場を追われることの恐怖と闘い、将来への希望は抱けずただ一日一日を過ごすことに汲々としているのだろう。健康であっても精神を病む社会は、ガン病棟と同じだ。
                             2014年5月14日

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コメント
No title
個々人を分断して、不安にさせると、
人間は自動的、うにゃ、自発的に、支配者に従うようになるんじゃ
ないでしょーか。
私達が「不安」なのは、無策ではなく、政策の結果なんじゃないか
なーんて。
2014/05/15(木) 09:49 | URL | みうら #-[ 編集]
No title
生活を不安定にしたうえで、3食・家付きの国防軍にようこそ!という流れですかねぇ
2014/05/16(金) 14:20 | URL | anndue #E78bsbGk[ 編集]
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