fc2ブログ

                        「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について多摩地区で議論する広場」

<田吾作の声> 当事者の側にも非あり  NO.281

 今回の参院選は今後の日本の方向を決める上で大きな転機になったが、史上最悪に近い低投票率が気になる。勿論、国民の政治変革への意欲を削ぎ無関心層を広げるのが自公の戦略だから彼らにとっては評価に値する結果かも知れない。が、彼ら自身の得票数が低下してので無下には喜べないだろう。
 ところで参院選後に結論を出すことで近視眼の国民を欺くという公約が多く見られた。つまり選挙中には明らかにせず、必ず当事者(国民)には不利になる内容が選挙を終えたら決まるという大らかというか有体に言えば国民をバカにした方針である。その一つにアメリカにTPP交渉の水準を超えた内容で農業分野では日本が譲歩するという点がある。
 所謂農業県での結果は東北の一部を除けば与党が議席を確保し売国奴シンゾウの政治を追認するという意思を示した。自国の農業を犠牲にしてトランプ支持拡大にアメリカ農民を駆り立てるという役割を果たしたのだから驚く。かって民主党政権が誕生した時は農業県で軒並み自民党にノーを突き付けた。当時を知る者にとっては不甲斐ない結果だがよく見れば僅差での野党の負けが多い。つまり希望へと意識を転換し選挙行動に結びつけられれば逆転は可能だったことが予測できる。
 それにしても農協界を代表して自民党の先生になった山田俊男なる男だがシンゾウの農業潰しの手先として生き永らえてきた。その公約破りの破廉恥野郎にとって今回の選挙ほど負けを覚悟したことはなかったと思われる。個人名表記数では大幅に減少したが低得票率に救われて3期目の当選を果たした。例によって農協は票もカネも出し山田を免罪じた。当事者の側にも責任があることを痛感した出来事だった。
(2019.7.29)
スポンサーサイト



<田吾作の声> シンゾウ終わりの始まり  NO.280

 参院選の期間中大手メディアは変わり映えしない既成政党だけを取り上げ、国民に内在するどうせ何も変わらないという潜在意識を助長し絶望的な選択を迫る。その上ご丁寧にも低投票率を取り上げ、将来の日本を担う若者がこれでいいのかと嘆いてみせる。だが選挙報道が従来に比べ大幅に減っていること、その変わり愚にもつかないジャニーズ関連記事や吉本興業タレントの不祥事を延々と流し続けるなど国民の頭から政治的関心を逸らす役割を果たし続けてきたことが彼らの本質だ。
 選挙結果は5割を切った歴史的な低投票率、与党自公が過半数を維持したことをとればシンゾウの勝利に見える。だが低投票率という有利な情勢にも拘わらず維新などを加えた改憲勢力が3分の2を割り込んだことでシンゾウの目論見は大きく外れた。この意義は大きい。しかも自民党票は全有権者の2割なのに議席数は5割超にもなり小選挙区制のからくりにに救われただけだ。
 堕落したマスメディアだが注目せざるを得ないのは「れいわ新選組」の躍進である。若者を中心とした熱気を選挙中は無視し続けたが冷厳な結果が無視できなくした。新選組の魅力は歯に衣着せぬ分かりやすい言葉にある。例えば東京選挙区から出て公明党を脅かした沖縄創価学会の野原候補は言う。小さな声を聞く力というが沖縄は何回にもわたって辺野古基地移設ノーの大きな声をあげたんだ。山口那津男、沖縄の大きな声を聞こえないのに何で小さな声が聞こえるんだ!その言葉は当事者故に持つ説得力がある。
 小生は暗黒のシンゾウ時代を終わらす第一歩だと感じる。次期総選挙では山本太郎を媒体とした野党勢力の結集が期待できる。その際小沢一郎の手腕も発揮されるだろう。
(2019.7.23)

<特別寄稿> 労働の意義と合理的配慮の刷り込み (大豆麦さまより)

れいわ新選組 山本太郎代表
動画だけど労働の意義についてすごい考えさせられる演説を聞いた

自分達は労働を生産性で位置づけてるから差別が生まれているのだとも認識
そういったことを日々刷り込まれていることも

労働とはお金を貰う行為
それも否定しません

尊いもので
世の中を作り上げていくものだと認識すべきである
50の力 10の力 1の力がが合わさり世の中を作り上げていく一員

こんな話を聞いたことがあります
重度障害のAさんが仕事をされてます
お店のレジで1日二時間位だったかな
重度でとてもレジをうつことは出来ない方なのですが
毎日店のレジに立ち バーコードの読み取る機械をお客さんに掲げていることがこの方の仕事だと
セルフレジというのも世の中には出来てますが
仕事が出来る環境を整えているのです

勤労の義務という憲法でもありますが
国民が
どんな人間でも労働出来る環境を整えていくことが国や自分達の義務とも読み替えれるように感じました

いわゆる
障害者への合理的配慮に留まらずに
合理的配慮すべき事は 国がすべき事は
多々あるのではないか
いかにも自分達はやっている
という風にわれわれは刷り込まれて騙されているのではないか

大豆麦

<みうらのま> 投票行動3類型


・嗜好型 好ましい(ここには「正しいと思う」も含まれる)から
・嫌悪型 嫌いだ(ここには「正しくないと思う」も含まれる)から
・恭順型 命令だ(ここには「命令主体が絶対に正しいと思う」も含まれる)から

 さて、今回の参院選。
 公明党代表の山口那津男氏の立候補する東京選挙区に沖縄の創価学会員・野原よしまさ氏を立て、恭順型を引き剥がしにかかった山本太郎代表率いる「れいわ新選組 」には、快哉を叫ばずにいられない。古巣への気配りも立派なもの。喜んで寄付をしたし、街宣にも足を運んだ。

 では嗜好型として同党に投票するかといえば、残念だけれど、そうもいかない。なぜなら嫌悪型の私は、現安倍政権の抵抗となる議員を一人でも多く、国会に送り込むことを投票の指針としている。
 したがって、当選が固い野党候補に一票を投じることさえも、私にとっては死票と同じ。ぎりぎりまで、情勢調査をにらみながら、貴重な一票を行使する所存。

 大手新聞各社の調査では、与党の獲得議席数は過半数以上で3分の2以下という情勢。もしも、私みたいな輩が多ければ、開けてびっくり!なーんてことになるはずなのだけれども。
 ここでひとつ、ジレンマが生まれる。

 「最大の悲劇は善良な市民の沈黙と無関心である」わけで、投票しない5割(のうちの1割)の有権者が日本のキャスティング・ボートであることは、2009年の民主党政権誕生時の投票率が証明している。
 全有権者の投票行動を網羅するには上記の3類型に加え、以下の2類型を加える必要がある。すなわち、
・全否定型 全部ダメだ(ここには「少なくとも私は不正義に与してはいない」という消極的正義も含まれる)から
・沈黙型 気が進まない(理由は多岐に及ぶ)から
の2つで、前者は無効票、後者は棄権という投票行動につながる。

 なかでも、沈黙型に含まれる、「どーせ何も変わらないから」群は、情勢調査によりその確信を強化してしまう。この傾向は一人区でより顕著になり、彼らにしてみれば東京選挙区における嫌悪型の戦略などは贅沢な悩みでしかない。
 けれども、選挙で「山が動いた」といわれる時、この人たちこそが、その「山」なのだ。

 かくして、「開けてびっくり!」の夢と期待は、はかなくも動かぬ山に相殺されてしまうのでありましょうか。
 どうなりますことやら。



<田吾作の声> 深謀遠慮  NO.279

 参院選の期日前投票に行く日が迫っている。考えたが結局「れいわ新選組」に入れることにした。理由は政策が一致すること、原発・辺野古・食糧などの考えは同感だし消費税の廃止と言い切る点が小気味いい。「腰の引けた」と揶揄されるように凍結などと曖昧な態度の野党は自公とたいして変わらない。いつまでたっても煮え切らない「ゆ」党体質はもう真っ平だという気が公報を見て湧いてきた。
 その上に感心したことは代表山本太郎が特定枠を障害者で出馬した2人に与え、自らを背水の陣に身を置いたことだ。昔気質の小生からすれば身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれという心構えが見事で心を打つ。
 正直いって太郎が6年前に出てきた時は期待などしていなかったが、米日反動勢力の暗躍によって孤立無援の状態に置かれた小沢一郎と会派を組んだ時は仰天したものだ。二人の連携は奇をてらうものではなく真面目な政治勢力を目指すものであったことはその後の経過が教えている。二人の間の違いは手法にあり、小沢一郎は数にこだわる観点から合従連衡の機会を作り出しその主導権を握ることで権力を握ろうとする。今回の国民民主党へのなだれ込みはそのことを現実に示している。誰がみてもこの党が勝てる訳がないし半端な存在でしかないことを小沢は承知している。
 一方、山本太郎の手法は既成政治に見放された層の声を結集し、民主党政権の崩壊などを経て一度は諦めた国民の気持ちを再度覚醒させることで新たな政治勢力を作り出そうとするものだ。太郎の個性もあり直接民主主義的な匂いが強いがそれはそれで新鮮だ。
 それにしても太郎が当選できなければ「れいわ新選組」の存在意義はない。太郎はわれわれを叱咤しているのかも知れない。
(2019.7.15)

<田吾作の声> 支配者の裁量  NO.278

 参院選が始まったが、シンゾウは次々に姑息な手を用いた猫だましのような手法を繰り出している。党首討論では必ず「民主党の〇〇さん」と元民主党所属議員の相手側に対して呼び掛け、刷り込んできた「暗黒の民主党政権」という負のイメージを視聴者に想起させる。その度に怒る相手の心理的優位に立つという戦法だ。ヒトラーが出任せのデマでドイツ国民の良心を掠めよったことと類似している。そう言えばトランプも同類だが彼の場合は周りの多数が嘘と知っているから或る意味では可愛げもある。ところがシンゾウときたら嘘のつき通しで、国民の多数が慣れっこになっているところが問題である。彼の嘘つきは元家政婦によると少年時代からで札付きだという。
 そのシンゾウが地裁判決でハンセン病患者の隔離政策による家族への差別被害を認められたことに対し国が控訴しないと表明した。選挙を勝つためには平気で自論さえ捨てるのだから浅ましい。そもそも日本では国が裁判で敗北しても控訴するという事例が多く、圧倒的に力関係が劣る個人(国民)が不利になるケースが多い。少なくとも西欧は普通は見られない。冤罪が異常に多いのも同様の体質が原因だ。勿論、控訴断念の結論は正しいが、そこに国家犯罪への誤りと謝罪がないことで反省が見られない。従って国によって人生を台無しにされた国民の苦悩は続くことになる。
 水俣病を始めとした多くの公害訴訟も一部解決しただけで全面解決には程遠い。今回のシンゾウの政治判断は見方によっては被害者の心を弄んだ訳だが、再確認できた点は政治が高度な次元で判断すれば可成りの国民の苦しみを救済できるということだ。シンゾウから野党に総理を変える意味は大きい。
(2019.7.10)

<田吾作の声> 呪縛を解き放ち野党勝利を  NO.277

 参院選が始まった。長期にわたるシンゾウ政権によって日本という国の形が大きく変わり、国民生活は大きく落ち込んだ。正に政権交代の絶好の機会だが盛り上りに欠ける。
 アベノミクスは結局大企業や富裕層だけをより豊かにしたが大多数の国民は生活苦に追い込まれている。不安定な非正規雇用が広がりまともな生活が出来ない上に、老後の年金さえ貰えない絶望感が漂っている。その上に消費増税が目前に迫っていて希望など見いだせる訳がない。
 常識的には勝てる筈のない自民党政権だが、或る世論調査は与党が過半数を確保する勢いと予想した。この記事は何とか現政権を終わらせたいと考える人の出鼻を挫くだろう。従来だと今後更に与党支持が増えるという効果をもたらしシンゾウにとっては笑いが止まらない。
 シンゾウ政治の最大の汚点は安保法制などの強行採決でほぼ無制限に自衛隊の軍事力行使を可能にしたことである。にも拘らず憲法「改正」を行おうとするのは、最近のトランプによる安保タダ乗り論への対応策の一つとして(利用しながら)独自の自衛力強化を睨んでいるとのではと懸念する。それには核武装もタブーではない。
 国民の生活を破壊し尽くした自公政権を終わらせるには投票率を上げるしかない。そのことを骨身にしみて熟知するシンゾウはこの間、事あるたびに「あの悪夢のような民主党政権時代」という枕詞を使い国民の頭に刷り込んできた。小沢・鳩山の民主党政権がアメリカの力を借りた謀略で退き、同じ政党の政権とは思えない菅・野田の裏切りで国民は一斉に民主支持から離れた。国民を棄権させ自公票だけで多数派支配実現は、彼らのテーゼとなった。この歴史的教訓を直視すべき時が来たと思う。
(2019.7.8)

<田吾作の声> オオタ二に託す思い  NO.276

 大リーグエンジェルスの大谷翔平の活躍が目覚ましい。球団地元テレビ局のアナウンサーが発した「ビッグフライ!オオタ二サーン!」の言葉はすっかり有名になった。
 小生も衛星中継がある時はまず優先して可能な限りテレビの前から離れない。その中で視聴者の声の募集に多くが寄せられ、主婦層を中心とした女性や定年後と思われる高年齢層が目立つ。「大谷選手がホームランを打てば一日楽しくなる!」、「日頃のモヤモヤが吹っ飛ぶ!」、中には「一日主人の機嫌が良い」と家庭の断面を映し出す意見も珍しくない。文字通りスポーツの持つ効用が表れている。それだけ今を生きる現代人が社会への不安や不満を貯め込んでいることの裏返しでもある。
 ここで昔聞いた3S政策という言葉を思い出した。戦後占領したアメリカ(今も実態は変わらない)が日本人の関心を政治から逸らすために、スクリーン(映画)、スポーツ(野球など)、セックス(性産業など)を意識的に育成したというものだ。政治的無関心を助長するための愚民政策という訳だ。安保条約改定反対闘争が日本中を覆いつくした時、総理岸信介は後楽園球場で野球観戦している人たちを例にあげて国民はデモに参加しないものが多数だと開き直ったのは有名な逸話だ。ちなみに岸が住んでいた渋谷の南平台にまでデモが押し寄せた時に、爺様と震えていた少年が若き日のシンゾウであることも興味深い。
 スポーツを支配の道具に利用するのは洋の東西を問わず行われオリンピックも同様だ。要は人はスポーツも好きだし政治にも関心がある存在だということを改めて再認識したい。始まった参院選だが野党のホームランで「サヨナラ、シンゾウ!」にしたいものだ。
(2019.7.5)

<みうらのま> 令和の小林多喜二が…

 昨年、東京地検で取調中にネパール人が突然死した事件。死因は手錠などの拘束具による筋肉壊死。
 こええ~…とは思ったけれど、外国人だし意思疎通に問題があったのかな、と想像した。

 先月、川崎市内の警察署で取り調べ中に大学生が死亡。警察官数人が大学生の体を押さえるなどしていた。
 こええ~…とは思ったけれど、アタマがおかしい大学生だったのかな、と想像した。
 クルマのガラスを割っただけなのにね。

 先週、警察の取調室で死んだ遺体を鑑定した岩手医科大学(法医学)出羽厚二教授が、取り調べを担当した警察官2人を不起訴処分としたことに対して検察審査会へ申し立てをした。
  こええ~…とは思ったけれど、死んだのはお医者さん、容疑は業務上過失致死。会話も行動も問題なさそう。やっぱ、こええ~、もっと、こええ~。
「これはひどい事例だなと。今の日本でこういうことあるのかと最初は疑問に思った。取り調べていた警察官が足を蹴り上げたんじゃないか」(出羽教授)

 2年前、40年前からファンだったフールズの伊藤耕さんが月形刑務所で死んだ。3年の刑期をあと40日で終える所だった。あれもほんとは・・・そう考えると辛くなる。

 牛久の入管施設が話題になってるけど、日本じゅうの警察署でも、令和の小林多喜二が増えているんじゃなかろーか。くわばらくわばら。

プロフィール

日本一新の会 (多摩出張所)

Author:日本一新の会 (多摩出張所)
田吾作の声: 炎の最多更新
みうらのま: 毎週金曜更新
anndueの瀉: 超激レア更新

当出張所では 日本一新の会の皆様の寄稿を随時、募集中であります。よろしくお願い致します。


田吾作、みうら、anndue

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR