「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について多摩地区で議論する広場」

<みうらのま> 民族のトラウマ

ユダヤ人とホロコースト
 ユダヤ人による国際的金融支配という話を聞くと連想する場面がある。
 「夜と霧」(ヴィクトール・フランクル)の最後の数ページ。アウシュビッツでの凄惨な体験の終わりに拍子抜けするような、のどかな田園風景。収容所から解放された友人が、畑を踏み荒らして横断していく。それを制止する著者に友人は「何を言ってるんだ、私達がどんな目にあったか分かっているのか」と反論する。
 心理学者でもある著者によるこのラストシーンは、時系列上の最終場面であるばかりではなく、全体を締めくくるには、あまりに陳腐な出来事であり、陳腐であり過ぎるために、何か象徴的な意味が込められているような気がして、いつまでも私の記憶に引掛かっている。

靖国と天災
 私は無神論者ではないけれど、誰かが語る特定の神様が信じられるわけでもない。死後の世界も同様で、故人の気持など知る術もなく、想像するより他ない。そんな私が靖国に眠る英霊の皆さんのお気持を慮るに、彼らは天皇の人間宣言に対しては、かなり怒ってるんじゃないか、と。
 「平和の礎」などと、持ち上げてみても、霊が怒っていれば、すなわち怨霊なわけで、その怨念の合計は菅原道真ひとり分より大きい、と推量する。であれば天満宮同様、どうしても鎮魂目的の施設として靖国神社が必要になることに合点がいく。
 だけれども、A級戦犯合祀以来、天皇陛下はお見限りだし、やってくる政治家は再び戦争をしたくて仕方がないような連中ばかりでは、英霊の皆様も「逆さ箒」の心境ではなかろーか。いや、道真公の怨霊ですら、雷神と化し、天に満ちるくらいだから、最近の天災ってのは、英霊の祟りなのではないかしらん。

原発と巨大カルデラ
 「巨大カルデラ噴火」というのを先日の新聞で知った。日本列島全体が灰に被われてしまう、てんだからスケールが大きい。神戸大学の巽好幸教授と鈴木桂子准教授の発表によれば、日本列島の巨大カルデラ噴火は12万年前から、少なくとも10回起きたことが分かっているので、今後100年間に巨大カルデラ噴火が起こる確率は1%てことになる。
 「巨大カルデラ噴火」が起れば日本列島の国民は全滅、54機の原発も制御不能になる。過去に数十万人の日本人の生命を奪った米利堅製の爆弾、今度は日本製の原子力で、全人類を道連れに、世界史にピリオドを打つのかな。
 恐怖を植えつけられた潜在意識というのは度し難いもの。ホロコーストがユダヤ人による世界の金融支配を産んだように、ヒロシマ・ナガサキの原爆の怨念は、国土を弾薬にして、地球に自爆テロを仕掛ける現在の日本を産み出したんじゃなかろーか、なんて。
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<田吾作の声> 男の意を呈した女に注意  NO.44

<田吾作の声> NO.44
 シンゾウ内閣の看板だった女性閣僚が同時に二人辞任した。その理由が下仁田ネギと団扇というのだから政治以前の話であり有権者からすれば余りの程度の低さに呆れる。残った女性閣僚は政治姿勢自体に問題アリだから、とんだ「輝く女」たちである。
 問題にしたいのは社会的な女性の地位であり、男女同権がいつまでも新しくて古くならないことである。最近、妊娠した女性を降格したことに違法と最高裁が判断した。これを画期的と報じたマスコミがいたが恥ずかしい話で、基本的な人権に関することが最高裁まで執拗に上告するという企業が問題だし、そうした姿勢を許す周りの経営団体なども同罪だということだ。当然ながら労働行政を預かる政府の責任は大きい。
 現実社会は差別賃金だけでない雇用差別は底なしだ。女性であること自体で差別扱いを受け、結婚すれば更に嫌がらせや攻撃は強まる。多くの女性は毎日が闘いだ。それも勤めている会社とだから辛い話だ。正規社員でさえそうだから非正規社員の場合は想像に絶する。
 そういえば経団連にも華々しくマスコミでもてはやされた少なくない数の女性経営者が居ることも知っている。一体彼女らはシンゾウの女性活用法をどう考えるのか聞きたいものだ。エステ業界トップの「たかの友梨」がただ働き長時間労働などで告発される事件があったが、その際日頃から「基準法を守っていたら(経営が)成り立たない」と発言していたことを知り驚いたことを覚えている。早い話が平気で同性を差別雇用するのだから根は深い。
 要は権力的男は問題外だが、女の差別主義者は手に負えないということだ。男社会に迎合し権力男に媚びる女の果たす役割は、差別社会の補完強化に過ぎない。
(2014.10.25)

<田吾作の声> 歴史は何故繰り返すのか NO.43

<田吾作の声> NO.43
 かって10月21日は国際反戦デーと呼ばれ平和を求める示威行動が実施された。これは当時の日本の労働組合の全国組織である総評が、1966年にアメリカのベトナム侵略戦争に反対する行動を呼びかけたことに起因するもので、各国の幅広い支持を受け世界中に広がった。小生もデモや集会に参加し「アメリカはベトナムから出て行け」、「日本政府はアメリカに加担するな」などとシュプレヒコールをあげたことを懐かしく思い出す。戦争そのものは1975年4月30日のサイゴン陥落でアメリカの敗北で終わったが、翌日のメーデーは祝賀ムードに溢れ参加者皆で喜び合ったことは忘れられない。
 10・21は歴史を遡ると1943年に学徒出陣の壮行会が秋雨の中、明治神宮外苑競技場で開かれた日でもある。敗色濃い中で学生を駆り出し無駄死にさせた当時の指導者の心理は到底理解不能である。狂気そのものだが、愛国を強要する輩にかぎって亡国者に過ぎないことを学んだ。戦没学生の手記に涙して読んだことも忘れない。
 それから39年、71年を経過した現在の日本は、平和憲法をもちながらも戦争が出来る体制を着々と整えている。「平和」「戦争」という真逆の概念を解釈変更で突き進む総理シンゾウ(東京裁判で絞首刑に値する戦犯ながらアメリカのエージェントとなることで生き延び、総理にまでなった岸信介の孫)は世界中に集団的自衛権の名目で自衛隊を派遣する意思を隠していない。秘密保護法を作り自由に秘密を指定・拡大し、しかも永久に国民には知らせないという民主主義とは呼べない仕組みが出来上がりつつある。
 懸念するのはこうした動きに反対する大衆行動が起きないという点だ。歴史に学ばない国民性こそが問われていると思う。
(2014.10.21)

<田吾作の声>  ノーベル賞が教えるもの NO.42

<田吾作の声>  NO.42
 ノーベル物理学賞を日本人3人が受賞したことは快挙として日本中が沸きあがっている。様々な賛辞の声の中には2人が民間会社にいた時期があったことを捉え、実利につながる環境にいたことが研究の発展につながったと説く者もいる。総理シンゾウも受賞者に携帯で祝福し自らを売り込むことを忘れない。物理学はニッポンのお家芸だと広言する解説者まで出てまずはご同慶の至りである。
 しかし受賞という「結果」は、今を生んだ「要因」がある筈だから、その点をみないで喜び合っても刹那に過ぎない。赤崎さんが青色の発光ダイオードを作り出すのに40年近くかかり学究生活がそのほとんどであったことは、基礎研究には膨大な時間を要するということを証明している。とても目先の利潤追求の組織ではこのような猶予は与えられない。ところが今の研究の現場は即成果を求める仕組みに代わり、いつ成果が出るか判らない基礎研究分野は肩身が狭く予算も少ないらしい。特に小泉改革以降は劇的で地道に学び研鑽するという雰囲気が急速に薄れているという。国立大学が独立法人化したことで、実用に結びつかないものは敬遠され、実利を求めた学内発のベンチャー企業がもてはやされている。小保方女史のSTAP細胞不正論文事件もこうした状況と無縁ではない。数学者の藤原正彦氏がぼやいていたが、芸術・理学など直接カネに結びつかない分野の地盤沈下がすすんでいる。
 要は、村上やホリエモンが「お金を儲けることは悪いことですか」、「金があれば何でもできる」と臆面もなく発言した社会に世の中が染まっているのだから暗澹たる思いだ。今回の栄誉が基礎学問を重視した良き時代の最後のあだ花とならないか心配である。
                              (2014.10.9)

<田吾作の声>  爆撃で謀略は消せない  NO.41

<田吾作の声>    NO.41
 「イスラム国」撲滅を目指しアメリカが空爆を始め、次いで仏・英が参加したことで実質的に西欧諸国挙げての戦争となった。この間の歴史を知れば知るほど英米などの身勝手さと世論誘導の恐ろしさを感じる。首切り殺人で名を馳せた「イスラム国」だが、そもそもはアメリカが育成した勢力であることを知る必要がある。フセイン政権を倒したアメリカが懸念したのはシーア派イランの影響力の拡大であり、スンニ派のサウジアラビアを通じてイラク内スンニ派武装勢力ISの育成を行ってきた。ISはアメリカの意向を受けてアルカイダ系と一緒になってシリアに介入しアサド政権の打倒をめざし内戦を引き起こし現在も続いている。内戦の中で主導権を握ったISは豊富な石油資源、金融をテコに急成長し、シリアからイラクにまたがる地域を「イスラム国」として独立を目指すまでになったというのがこれまでの流れだ。彼らはアメリカにすれば鬼っ子だが見方を変えれば、都合の良い政権を自由に作り上げてきた謀略外交の自業自得の結果にすぎない。
  今となればヨーロッパのロシアへの天然ガス依存を排し、湾岸諸国からの石油天然ガス供給に転換することを狙ったパイプライン建設をシリアが拒否したことが同国の内戦勃発につながったと推測できる。つまり別々だと思える現在のウクライナと中東の戦争は同根なのだ。キーワードは石油ガスなどの資源であり、黒幕は国際エネルギーメジャー、プロデューサーはアメリカ、登場人物の中には無理やり参加させられたスンニ派諸国もいると舞台に見立て考えると納得いく。
  マスメディアが膨大なアメリカ寄りの報道を流し続けることで事の本質が見えにくくしているのは言うまでもない。
(2014.10.6)

<みうらのま> 思考がストライキに入っちゃったかも。

 先日の新聞で、安倍政権を「反知性主義」と形容しているのを読んだ。
批判や中傷ではなく、分析した結果としてでもなく、論旨の前提としてサラリと記事に埋めこまれていたので、そのときは読み流してしまったんだけれど、あれから私は、その言葉を噛み締めている。
 反知性主義。道理で、的を射た知的批判の矢が刺さらないはず。言論機関はゲームのルールが変わったことに気付かず、正論が届かないことに臍を噛むか、機を見るに敏であれば、沈黙し政府の広報機関に徹することになる。
 矛盾だらけの政策や発言が、津波のように押し寄せて、疑問を呈する間もないほどのダイナミズムに、私は、最近は思考停止気味になっているような気がする。
 その証拠に、気休めに煙草など吸い初めてみたら、思考停滞による軽い鬱状態を、ほどよく緩和する効能があるようで、たいそう具合がいい。
 「同病相憐れむ」効果だろうか、今まで受け入れられなかった種類の思考停止気味の人達の気持が少し分かるようになったような気がする。もっとも、私の思考停止が論理的矛盾(を問題にしない空気)に囲まれたことに起因するのに対して、彼等の思考は恐怖や不安に直面して停滞しているような状態なのではないか、と推測する。彼等の外見や発言が勇ましく攻撃的に見えるのは、そんな内面の現れなんだろうな、と。
 たしかに、国際政治も国内経済も恐怖や不安に事欠くことの無い世の中に違いない。しかし、あまり語られない要素として、中東での「首切り映像」の影響ってのがあるんじゃなかろーか。
 311の時、同僚の亭主が、ネットの津波映像を興奮して見ていたら円形脱毛症になったという。PC画面に刺激的映像を求めるのは特別な傾向とは思わないが、なんともオメデタイ話だと呆れたのを憶えている。
 恐怖のような動物的衝動は因果関係を経ずに心に刷り込まれ、感情を操り、行動を支配する。繰り返しちゃうけど、彼等が脅える要素は今の日本に無数にある。その潜在意識に例の映像が刷り込まれ、パニックに陥った彼等に、指導者が「敵」を与えて指差せば、集団的ヒステリーは点火されたロケット花火、迷走具合はネズミ花火、でもって破壊力は広島・長崎の原爆を70年の科学の進歩分だけ上まわるはず。
 巻き煙草の煙を眺めながら、思考停止を停止するには、思考に鞭打つだけではダメみたいだ、エンジンの空ぶかしのようなもので、やがて思考や人格が壊れてしまうだけだろうな、などと思考する。
 音楽? 笑い? 市民運動? 人に会う? 映画でも見る?
 なんにせよ、人間への共感を大切にしたいものだ、と思うのだけれど、それがカンダタの蜘蛛の糸に群がるようになってはイカンのだろうな、などと、雲の流れみたいに思考の断片が連なるばかり。
プロフィール

日本一新の会 (多摩出張所)

Author:日本一新の会 (多摩出張所)
<特別寄稿を募集致します>
当出張所では、森友問題について
「自身でブログを開設するほどではないけれど、ぜひ物申したい!」というあなた様の原稿を
tama.nipponissin@gmail.com にてお待ちしています。報酬はございませんが、必ず(明白な悪意や公序良俗に反する場合を除き)掲載させて頂きます。
よろしくお願い致します。

田吾作、みうら、anndue

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