「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について多摩地区で議論する広場」

<田吾作の声>  断末魔の欧米民主主義 NO.40

<田吾作の声>  NO.40
 最近はニュースをNHKの衛生放送で見る機会が増えた。理由は簡単明瞭でテレビ各局のぬるま湯的な報道に飽きたからで、外国の生の報道を聞くとリアルな内容から生まれる緊張感がたまらない。ウクライナ問題では西欧各国は一貫してロシアを悪者扱いしクーデターで生まれた非民主的なウクライナ政権を英雄視し自らはそれを助ける正義漢ぶる報道を繰り返している。マレーシア機撃墜がウクライナのネオナチが起こしたことが判ってからはロシア犯人説を言わなくなったのを知ると面白い。勿論、ワシントンのPR局NHKを見ていただけではカラクリは見抜けない。
 「第二の冷戦」下で漁夫の利よろしく振る舞う巧妙な中国の外交には驚く。今や世界で彼らに正面から立ち向かえる国はシンゾウの日本位か?だが所詮太刀打ち出来る相手ではない。ロシアや中国も「イスラム国」制裁には反対しないが、国連決議なしの現在の空爆は国際法違反だとの警告を忘れない。アメリカにすれば工作が功を奏しウクライ内戦ぼっ発には成功したのに、中東で戦火が拡大したのは予想外だった。泥沼化を恐れているが結局は長く足を抜けきれないだろう。介入は長期化し有志連合陣営の消耗は目に見えている。一方で蚊帳の外の中露が国力を高めるのに反して。
 イスラム勢力の活発な動きはアフリカ諸国にも拡がっており、戦線の拡大が懸念される。結局は「テロ行為」を生む遠因が途上国を踏み台にした先進国本位の経済システムにあることを理解しない限り悲惨な行為は無限に繰り返されるだろう。シンゾウが勇んで集団的自衛権の発動に踏み切れば、日本人を標的にしたテロが現実化するのは間違いない。敵の友達は敵だと考えるのは常識だからだ。
                                (2014.9.28)
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<田吾作の声> スコットランドが揺さぶるもの NO.39

田吾作の声 NO.39
  スコットランドの独立はイギリス政府の必死の巻き返しで頓挫することになった。世界にはスペインのバルセロナやバスク、中国には新疆ウイグルやチベット、カナダのケベックなど独立志向の動きが強まっている。このような背景には近代国家の基本的な枠組みである国民国家の行き詰まりがあると考えられる。それぞれの国は近代を迎えるにあたり民族や宗教を始め多くの分野での違いを乗り越えて出発せざるを得なかった。国民の数を多くすることは国力の源泉であり侵略されない最低限の条件でもあったからだ。徴兵や徴税、教育を統一的に実施し中央集権的な国の形を作り上げることで国の体裁を整えてきた。更に対外戦争を通して「国民」としての一体感が醸成され、生活レベルが豊かになることで補完された。
  だが、教育や生活のレベルが上がることは「国民」自らのアイデンテティーを強めることになり、人工的で擬似的な「国民」意識よりももっと小単位のまとまりを追求するようになる。同じ肌、同じ言語、同じ宗教であってもそうした傾向は変わらない。別の角度から見ると国の画一的な政治よりも、より身近な地方での独自の政策(分権)を求めることと同じだ。
 単一色を人が嫌うのは自分の個性が消されることへの嫌悪感であり、単一化は自由の概念と真逆なものとも考えられる。ファシズムに抵抗するのは人間の本能に基づく。世界中をアメリカナイズしようとする動きも、真の自由人なら胡散臭く受け入れられない行為である。
  ところで今回の報道に関連し、沖縄の分離独立運動が起きるのではとの懸念の声があった。しかし沖縄が日本に編入され単に本土政治の捨石にされてきた歴史を知れば独立は至極当然だと思う。
(2014.9.21)

<田吾作の声> サイクル化した戦争     

田吾作の声 NO.38
 アメリカのオバマ大統領が登場した時の公約の一つはイラクからの米軍撤退であった。テロとの戦いを名分にしてアメリカは中東に介入したが、大義なき長期の戦いに国内から厭戦気分も混じった批判が高まったことでオバマは支持を得て勝利した。米軍撤退後のイラクは宗派間や部族間対立が激化し一向に安定しない。そこへ隣国シリアの内戦の余波が加わり、イスラム原理主義を掲げる一派が「イスラム国」を名乗り両国にまたがる「新国家」を樹立する動きが強まった。
 その勢力は残忍で異教徒・異宗派への殺戮行為を繰り返し、遂にはアメリカ人ジャーナリストを公開処刑したことが引き金となり、アメリカは空爆を開始、介入の度合いを強めようとしている。国内ではまたもや長期化し泥沼化するのではとの警戒心もあると報じられている。しかし、この見方は余りに単純すぎる。理由の大きな一つはアメリカ自体が定期的に戦争をしなければ成り立たない政治的経済的体質になっていること、つまり軍産複合体とワシントンの政治家達の強固な結合が戦争回避を許さないことを知るべきである。
 この際考えねばならないのは何故中東では混乱が続くのかということであり、石油利権の争奪戦という見方がまず語られる。が、根底には、欧米による植民地支配の名残である理不尽な領土分割があることを忘れてはならない。民族や宗派、歴史など一切無視して国境を画定した英仏を始めとした旧宗主国の横暴が混乱の原因である。今後も事ある度に国境を揺るがす動きが起きるだろう。
 それ故に中東の混迷は永続的に繰り返すことは明確である。そしてその度に欧州諸国に代わってアメリカが正義の仲介者然として軍事利権を漁り続けることも。
(2014.9.12)

<田吾作の声> 戦争好きの女たち

田吾作の声 NO.37
 安倍第二次改造内閣が発足した。党総裁再選に向けた石破外しだなどと本質から外れた視点でマスコミは報道している。その中で女性閣僚5人を過去最多に並んだと評価する向きがある。その顔ぶれを見てぞっとした。美醜ではなく彼女らの政治的スタンスに。さすが戦後レジームの脱却を掲げるシンゾウが抜擢する訳で、何れもウルトラ右翼がずらり並び「銃後の母」を演じるには最適の面々ばかりだ。
 小生は元来、女性は平和主義者だと信奉していた。その幻想を崩したのが鉄の女サッチャーで、いやはやとんでもない女が世界にはいるものだと感じたものだ。戦争をおっぱじめるは、労働者の首を情け容赦なく切りまくるは、とても女性をイメージ出来なかったことを思い出す。
 ところで5人の中に高市早苗女史がいる。最近では国会周辺デモを規制せよと発言した御仁だ。彼女がかって日本の戦争責任を問われた時に、あっけらかんとして「私が生きていない昔のことには責任とれません」と高言したことを忘れない。満州事変や日中戦争を自衛のための戦争だったと肯定しているのもそうした反自虐史観という歴史認識による。こうした戦争への反省なき輩に中国や韓国との関係修復が出来る筈がない。守護神アメリカの意向を参酌し、いやいやながら村山談話や河野談話を継承すると言っても何等説得力はない。中韓が強硬姿勢を変えないのはシンゾウ一族の本質を見抜いているからだ。
 シンゾウは女性の力をアベノミクスに活用すると強調していたが評判悪い。企業では女性管理職を増やすことに矮小化され、働く現場での女性のハンディは昔と何等変わらないからだ。男社会に取り込まれた男のような女が女性を代表するとは思えない。
(2014.9.5)

<田吾作の声> 慰安婦問題の本質

田吾作の声 NO.36
 朝日新聞が従軍慰安婦問題で取材に誤りがあったと認めたことで、右・左、上・下あげてのバトルが展開されている。3年前に小沢一郎問題がでっち上げられた時の朝日の報道姿勢に怒りを感じ長年の購読をやめた小生にとっては、ニセ愛国者同士の不毛の争いとしか考えられず全く無関心事である。
 朝日が戦争を煽って購読数を伸ばし荒稼ぎした悪質な戦争犯罪集団であること、戦後自社内で戦争報道の検証をしても「行き過ぎ」を自ら誤りと認めただけで、本質を追究していないから社としての体質は変わっていないのだから今回の出来事は驚くには当らない。個人的には朝日の自然消滅を願うだけのことだ。問題は慰安婦問題がなかったとヒステリックに叫ぶ勢力である。
 ところで若い時に『兵隊やくざ』という映画を何作か見た覚えがある。勝新太郎と田村高広のコンビが繰り広げるドタバタ騒動が人気をよんだが、その中で慰安所に並んで兵隊が出番を待つ場面があった。要は平時の社会ではありえないことが異常時には珍しくない情景の最たるものだろう。赤紙で応召された人が戦地で苦労した話は多く聞くが、中国戦線で農婦を犯したこと少女を強姦したことは聞いたことがない。死線を越えた話の以前に動物化した兵隊によって凌辱された婦女子の立場を忘れてはならないし、そのことの反省がない戦争批判も擁護も上辺だけのものだ。
 反省なき輩の中には民間運営だからいいなどと便法を用いる者もいる。巨大な軍隊を背景にした慰安婦募集を拒否する余地はないのだから公も民もない。好戦主義者の戦争の現実を理解出来ない想像力の欠如は酷い。君達は慰安婦の話を実相を親父や爺様に実際に聞けばいい。そこで無知を恥じるだろう。
(2014.9.1)
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日本一新の会 (多摩出張所)

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