「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について多摩地区で議論する広場」

<田吾作の声> 核兵器は絶対悪   NO.196

 「唯一の被爆国」というのが日本が世界に向け核問題を発する際の常套句となっているが、先の国連での核兵器禁止条約に加わらなかったことで世界中から顰蹙を買っている。当然ながら広島平和式典でシンゾウは被爆者から直接強い怒りの声を浴びた。日本の安全がアメリカの核の傘に依存しているから条約には加われないというのが彼の言い分だが、幾多の問題で黒を白と言いくるめ煙に巻いてきた言葉の魔術師が反撃を食らったという訳だ。
 式典ではシンゾウは「核兵器国と非核兵器国双方に働きかけ橋渡し役を果たす」と語ったが、その欺瞞性は同じ式典での平和宣言で「市民社会は核兵器が自国の安全保障に何の役にも立たないことを知り尽くし核管理の危うさを気付いている」し「核抑止の概念にとらわれてはいけない」と喝破されている。その上、「核兵器は絶対悪」と規定したのだから、絶対悪の廃止に条件付けをするシンゾウに分などありはしない。
 今や80カ国以上の国が参加する式典になっては資格がなくとも出ざるを得なかったのは一国の総理という体面だけだろう。世界中に怪しい口先男の正体を露わにしたのは皮肉としか言いようがない。おまけに宣言は何回となく為政者へ「誠実な対応」を呼びかけている。まるでシンゾウへのダメ押しではないか。言葉だけでは駄目よという。
 小生には原爆忌と結びつけたくなる花でもある夾竹桃が今年も周りに咲いている。例年以上に暑いと感じる日々だが、夾竹桃には凛とした趣きがある。愚かな人間の殺りく兵器の応酬が最終兵器と呼ばれる原爆の製造投下につながりヒロシマ、ナガサキの悲劇を招いた。アメリカの核擁護を行うシンゾウを夾竹桃は何を語っているのだろうか。
(2017.8.7)
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<田吾作の声> シンゾウ疾患に延命措置は要らない  NO.195

 大臣を入れ替え第3次安倍内閣が発足した。文字通り挙党体制でありことの深刻さを物語っている。憲法改悪に反対する岸田文雄を党3役に、総裁選で立候補さえ妨害した野田聖子や原発推進に反対の河野太郎を大臣に取り込んだことだ。しかし政策的にもシンゾウと一番近いと思われる石破茂を外したところが彼の小心な性格を表している。買収し恫喝して国会議員数では有利で安倍一強などと言われるほど権力を確立したが、ヒラ党員間では圧倒的に石破に負けることを自覚(嫉妬)しているので排除したのだろう。反自民の小生が言うのも可笑しいが、シンゾウは党よりも怨念を採る男なのだ。執念だった筈の憲法改悪もあっさり放擲することにも表れている。
 シンゾウは記者会見で、国有地売却の森友・獣医学部新設の加計の両学園問題、防衛省日報問題を自ら国民に不信を招いたと謝罪した。そのための内閣改造で疑惑隠しとの印象は否めない。後任の新大臣も解明するとの強い意思は見られない。
 忘れられないのは防相を辞任した稲田朋美が笑顔で離任式に臨んでいる映像だ。かって舛添要一は高額な海外出張、公用車での別荘通勤、美術品購入が公私混同・公金意識欠如と問題になり都知事を辞職したが、定例記者会見さえ開かず説明を放棄したことが批判を浴びた。ケチな舛添の行動と違い稲田の行動は国の安全に関係し重要性から見れば比較にならない。だのに曖昧に逃げ切ろうとする姿勢は見過ごせない。
 天下国家を言う割には卑近なのがシンゾウだが、国民の信頼回復を本当に願うなら堂々と問題の当事者に説明させるべきだ。勿論、両学園の役職に就いていた夫人も。蚤の心臓では終わらせない。
(2017.8.4)

グローバル化の「恩恵」  NO.194

 異常気象という言葉が全く違和感のない毎日が続く。もともと日本の夏は湿気が多くて南方のさっぱりした暑さとは違うとは言われていたが、最近では東南アジアのようにスコールのような大雨が局地的に降るだけでなく居座り長く続くし、湿気の多い暑い日が年々長くなるのだからたまらない。
 そうした中でブラジル原産の毒蟻ヒアリが国内各地で発見されたというニュースが駆け巡った。当初の一部港だけに止まるという希望的観測も打ち破られ可成りの勢いで全国に増殖拡大しているらしい。スズメバチ並みに毒性を持つので幼児なら命を落とすことさえと伝えられ、母親の間では俄かに関心が高まっている。
 元々のアマゾンに生育していた時は、同じ毒性を持つライバルがいたため生態系はバランスがとれていたが、最初に「移住」したアメリカ南部には天敵が居ず大増殖したという。このアメリカからオーストラリア、タイ、中国などへ飛び火し拡大したのが遂に日本でも確認されたというのが真相のようだ。
 ヒアリ先進国のアメリカは農業大国でもあり様々な退治方法が研究されている。農業被害の原因にはアブラムシを退治する天道虫をヒアリが殺しそれと引き換えにアブラムシの甘露を頂くという共生関係を築くことがあるらしい。そのためヒアリ対策としてゾンビバエを使った生物農薬という方法も生み出されているという。
 考えてみれば温暖化という現象もヒアリの生息条件を満たしたものであり人類が環境破壊の結果招いたものだ。それに加えて自由貿易の無制限の拡大が外来種の節度なき移入を許し、在来種の駆逐を招いているのだから人類の罪は大きい。モノもイキモノも、そして天気までもグローバル化によるボーダレス化が進んでいる。
(2017.7.31)

<田吾作の声> 人として生きること  NO.193

 日野原重明さんが亡くなった。105歳の大往生だった。生前の活動を振り返る様々な報道がマスメディアで伝えられているが、人道主義・平和主義という考えで貫かれ一生だったという点は共通している。故人が共謀罪法にも反対していたことを、成立時まではその危険性に頬被りしたメディアが伝えていた。
 彼の生命観を物語るものとして「命とは有意義に使える時間のこと」という言葉がある。このことを全国の児童に説いて回る姿はニュースで幾度となく報じられたことがある。
 エピソードとして印象に残っているのは、日野原さんが98歳から始めた俳句作りのきっかけとなった或る少年との交流である。岸和田市に生まれた未熟児の小林凛君は学校で苛めにあい中学から不登校になった。5歳から始めた俳句作りで気を紛らし、昆虫などの小動物を愛する生活をおくり、勉学は母親の独自カリキュラムに沿った自学自習で補っている。死ね、ボケなど級友達の発する言葉の暴力は、彼をギスギスしない平和な時間が欲しいという心境に導く。その彼がつくる俳句を知った日野原さんが文通を始め、大きく年齢の違う二人の間に交誼が生まれ続くことになる。
 日野原さんの勤める聖路加国際病院で勤務する友人からは哀悼のメールに返事があり、「院長は穏やかに天国に召されました。何時も笑顔で明るい人柄の最愛の尊敬できる方でした」との言葉があった。単に抽象的な人道や平和を語るのではなく具体的な行動者としての生き方がわれわれの心を打つ。
 生きることの意味を自らの生涯を通して示したことは後輩のわれわれに影響を与えずにはおかない。小生も悪戯に馬齢を重ねることを恥とし少しでも社会的に有意義な関与をしたいとの思いを強くした。
(2017.7.24)

<田吾作の声> 総理の価値は性格コンテストで決まる?   NO.192

 シンゾウ内閣の悪運も尽きかけたようだ。各種世論調査の内閣支持率で軒並み不支持が支持を大きく上回り過去の傾向から政権末期の危険水域に達したという。遅きに失したとはこの事だが、更に調査の内容を見ると単純に喜んではいられない。
 政策の批判よりも「首相が信頼できない」という意見が圧倒的に多いのだから首を傾げたくなる。安保法制・共謀罪の強行採決、武器輸出の制限取り払い、沖縄米軍基地の強化拡大、被爆国の矜持を投げ捨てるアメリカ核政策への追従、景気回復を出汁にした大企業本位のアベノミクス、遂には何が何でも憲法改悪への驀進とくれば、今まで長期政権であったこと自体が不思議である。政策よりも性格重視で、シンゾウの性格が悪いことが不支持の最大理由だというからいい加減な世論である。
 見方によってはシンゾウと違い、表面的に温和な人柄で飽く迄も頭が低く説明も丁寧であれば、かくも反動的反国民的政策を行っても首相は支持されるということになる。徹底した形式民主主義的な手法の持ち主ならOKというのが世論のようだ。
 政治とはまず国民生活を守り、国際協調で平和を維持することが基本でなければならない。貧富の格差が広がり、社会の連帯感が喪失し、将来への期待が持てない現在社会をどう立て直すかが必要なのに、政治的軍事的火遊びだけに耽るシンゾウの政治は本質から外れている。
 今後予定される内閣改造の効果がなくて、もし安倍内閣が終わっても自公絶対多数安倍一強の中では、総選挙も行わず自民党内のたらい回しで次期政権が生まれるだろう。このままではその「新政権」への期待感が生まれ折角の政治的関心の高まりが収斂する気配が大きい。その予兆は都政で経験済みである。
(2017.7.18)
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日本一新の会 (多摩出張所)

Author:日本一新の会 (多摩出張所)
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