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                        「国民の生活が第一、自立と共生、政治の根本について多摩地区で議論する広場」

<田吾作の声> 民主主義下での独裁 NO.245

 先の沖縄知事選は民意が圧倒的に米軍基地撤去にあることを証明した。全国最下位水準の県民所得は経済生活の向上を願う気持ちを強くするし、事実その心理をついて政権与党側は札束と利権誘導をちらつかせた。その結果は沖縄県民による過去最大得票での基地ノーの返答だった。にも拘らずシンゾウは、17日辺野古沖の埋め立て承認の撤回を行った沖縄に対して、その撤回の効力停止という法的な対抗措置に出た。
 国と地方という行政機関同士のやり取りは一見合法的に見えるが、強大な権限を掌握する国が限定された権限の地方の自主権を全く認めないという意思表示だ。この事例をもってしても地方分権は絵に描いた餅に過ぎず、民主主義は形骸化していることの証左である。沖縄での各種国政選挙での本土政権側勢力の連続した敗退は、揺るぎなき民意を示すだけでなく、日本における民主主義の在り方そのものを問うているのだ。シンゾウは外交で民主的価値観を共有する国としない国に区分けするが、沖縄問題を考える者からすれば噴飯ものである。要は外面は民主主義を説き内では法を隠れ蓑に独裁を行っているのだから、中国、ロシア、北朝鮮とどう違うのかは判別出来ない。
 シンゾウは世論を無視した政治をやりたい放題行ってきた。国の将来を憂うる若者を中心とした国民の共謀罪等への反対運動にも、その都度歯牙にもかけない姿勢で強行採択で臨んだ。踏みにじられる民主主義の悲鳴が何回も聞こえた。節目ごとに行われる世論調査では移る気な国民の意識もあって乱高下する内閣支持率の一方で、最大の不支持の理由は「首相の人柄が信用できない」であることは一貫して変わらない
 沖縄・憲法・民主主義は不可分である。
(2018.10.19)
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<みうらのま> 靖国神社狂想曲

 週間ポストが報じた靖国宮司・小堀邦夫氏の一件から受けた衝撃で、まだクラクラしている。
 天皇の政治利用に関しては、陰謀論を含め、数多く指摘されていることを知らないわけではない。しかし、たとえ虚偽と矛盾だらけでも、タテマエというものを受け入れ、保守してきたのがこの国ではないのか。少なくとも私は、このタテマエにまったく共感できないが、できないなりに尊重してきたつもりだったのに。

 最初の衝撃は「陛下は靖国を潰そうとしてる」ていう宮司のストレートパンチ。「潰す」なんてのは、お店の時にいう言葉。だから商魂社? てゆか、それって坊さんがお釈迦様をディスるよなもんじゃない?と。

 次の衝撃は、マスメディアの反応の少なさ。「菊のタブー」てのは「皇室『批判』」のタブーだと思っていたのだけれど、「皇室が『侮蔑』されてもスルー」てほどに広義なタブーだったのか、と。

 そして、週間ポストが公開した録音で聞く小堀宮司のあまりに尊大な話し方も驚きだったが、それに対する「あれは自分ではない」という姑息な言い訳との対比にも驚かされた。伊勢神宮の神様てのは、どこまで寛大なんだ。

 数日後には、小堀宮司の退任の報が流れてきた。時事通信によれば、
>靖国神社の広報担当者は、こうした発言があったことを認めた上で、「極めて不穏当な言葉遣いの録音内容が漏れた」と説明。

 「極めて不穏当」なのは「言葉遣い」で、問題なのは「録音内容が漏れた」ことだってかい。発言内容を否定しない所に靖国神社のホンネがハミ出しちゃっているじゃないの。

 以来、想定外の衝撃に緊急停止した思考の再稼働を試みている。

 右翼をもって任じる人は、本件によって、靖国か天皇かの二者択一を迫られるのではないか。愛国心からの殺人も辞さない人たちであればこそ、ここを曖昧にできるはずはない。(もっとも嫌中・嫌韓を帰属条件とするネトウヨには、どうでもいい話だろうけれど。)

 前にも書いたけれど、創価学会にだって100年近い歴史があるのだから、150年の靖国教だって新興宗教みたいなもの。「紀元は二千六百年」がホントなら、この二択で靖国神社を支持する人なんて、いるの?と思っていたら、実父がそれだった。
 実父は一貫して「戦争責任者として天皇は死刑になるべきだった」という考えで、戦時の皇民化教育や天皇現人神化の洗脳を免れた人なので、少し意外だった。
 理由を聞けばこれまた単純で、「みんな、『靖国で会おう』って死んでいったからだ」と。
 戦争体験がない私には、このアンビバレントを(たぶん生涯)理解できないが、実父と同じ気持ちを抱く日本人が一定数いるであろうことは想像できる。できるけれど、この宗教観を一神教の国の人に説明するのは、不可能に近いだろう。

The BBC's Rupert Wingfield-Hayes in Tokyo says the outburst is a rare glimpse of how many conservatives in Japan are thought to view the emperor.(BBCニュース)
ヘイズ東京特派員はこの発言流出について、日本の保守の天皇観について、どう考えているかを垣間見る貴重な機会だという。

 息子だって理解できないんだ。今まで理解できなかったものは、これからも理解できやしない。垣間見れば見るほど、その不気味さに引いちゃうはずさ。

 まあ、明治維新150年に相応しいお家騒動と、いえなくもないか。

<田吾作の声>輝くノーベル賞 NO.244

 ノーベル賞は今年も大きな話題を提供している。中でも本庶佑先生のノーベル医学生理学賞受賞には大きな感銘を受けた。研究に取り組むべき姿勢、静かな情熱、弟子に示す男意気など挿話を交えた新聞の記事によって一層感銘を深くした。教科書を信用するな自分の目で確認せよという言葉は、我が青春時代を呼び起こすものだった。「全ては疑いうる」は小生にとっても生き方の原点だったしそのような心づもりで歩んだ人生だった。疑い続けたものの社会は変わらない一方で、がん免疫治療法は発見された。社会科学と自然科学の違いだけでは済まされない。それにしても先生が患者にお礼を言われた時が幸せだという言葉にはほっとする。
 今年ほど平和賞が注目された年はないのではと思う。視聴率稼ぎのマスメディアは(国際的ならず者トランプへの真っ向批判は避けるくせに)トランプがノーベル賞受賞に関心があり有力候補になっていると大々的に報じたことによる。自身も何人もの女性から訴えられている「性犯罪者」然としたトランプが退けられたことは朗報だった。しかも今年の受賞が戦時の性暴力撲滅に取り組んでいる男女二人にされたことは素晴らしい果報だった。
 アメリカのイラク戦争後、ISによって性奴隷とされたクルド民族でも少数派のムラドさんは、今では性暴力告発の運動しているという。コンゴ人医師ムクウェゲさんは性被害女性の救済活動を行っているらしい。世界をリードするアメリカでも性暴力が蔓延し女性が苦しんでいるのに、戦争という暴力下で二重の被害に遭う途上国女性の救済に立ち上がる彼/彼女らの受賞は全うなものだ。
 ノーベル賞自体に懐疑的な人も今年は異議がないと思う。
(2018.10.11)

<みうらのま>今(さら)振り返る陸山会事件

 「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」の八木啓代代表に陸山会事件における平野妙観の功罪(おもに後者^^;)について、ぢっくりと聞く機会に恵まれた。
 小沢一郎秘書の大久保隆規氏逮捕に始まる西松建設・陸山会事件から10年になる。現在の国内政治の惨状を嘆く人のなかで、起点を同事件に求める声を度々聞く。にもかかわらず、多くの事実は謎に包まれたまんま。

 当時、解明に動いた多くの識者が、実証こそできないものの、それぞれの「真実=物語」を抱いている。それらは、背反しているかもしれないし、1つの事実の複数の側面かもしれないし、推測かもしれないし、妄想かもしれない。いずれにしてもこれらは今、10年の風雪に耐え、強化・改修されているはず。
 いまさら、すべての真実が解明できるとは思わないが、それらを総合して、「真実=物語」を読者の洞察に委ねて良しとする書籍が出版されないかしらん。「今(さら)振り返る陸山会事件」なんて。
 きっと前々回に書いた、1930年に出航する日本丸に欠かせぬ海図の1つになると思うんだけど。

 そこまで風呂敷を広げなくても、検察の信頼が地に落ちた今、伊藤詩織さん「準強姦」事件のもみ消し疑惑やモリカケで再び注目される検察審査会の制度的欠陥を検証する際にも、よい資料になるだろうし、

 個人的な興味でいえば、森ゆうこ議員と黒幕黒川の対立はそのまま、国民と現政権の対立の構図という認識なので、決してこのまま終わってほしくないし、

 国家的視点で見れば、安倍政権に象徴される米国と大資本に隷属し国民を奴隷化する政府から、国民が行政権を取り戻したとして、再発を防ぐ準備はOKなの?が気になる。安倍氏批判も小沢氏待望もいいけど、陸山会事件が投げかけた、司法、立法、行政府、マスメディア、日米関係、市民運動のあり方が、じゅうぶん消化されたとは、おもえないし。

<田吾作の声> 傍観者では済まない NO.243

 久しぶりに気分がすっきりした。沖縄知事選での玉城デニー候補の勝利だ。個人的には事前調査で玉城有利の内容を知らされていたが、マスメディアは何故か全て接戦・伯仲と報道したこともあり不安だっただけに安堵感は深い。
 従来までは沖縄基地問題では現地任せだった公明党がシンゾウとの一体化をすすめ母体の創価学会幹部が直接現地指導に入ったという話や、星条旗右翼が暴れているという噂、例によって自民が羽目を外した金権選挙を展開しているという報道など何でもありの様相を呈した今回の選挙だが、最後は良識が勝る結果に終わった。これからが本番だということを改めて胸に刻む。
 薩摩の琉球処分を受け継ぐ日本国総督シンゾウによる侮蔑的な沖縄支配に終止符を打つかは、現地の活動だけでは難しい。沖縄だけに過剰な基地負担を強いていいのかという道義的な正論は我々には建前論でしかなかった。しかし在日米軍のオスプレイの正式配備は現実的に基地被害を身近に感じる機会になろうとしている。横田をはじめとした全国各地の関係する基地周辺の住民は、これまでのように基地問題を海の向こうの問題として片づける訳にはいかなくなった。傍観者ヤマトンチユーの尻にも火がついたのは当然かもしれない。
 権力を総動員し屈辱にまみれたシンゾウは辺野古移設を強引にすすめてくるだろう。粘り強い抵抗運動への参加と現地支援活動は自分の問題として取り組まねばならない。当然ながら国政選挙での自公勢力への鉄槌は欠かせない。
 この国の行方を大きく左右する知事選なのに、TVは台風列島縦断と逃走した容疑者逮捕劇を延々と流し続けている。権力に屈服し拝跪したマスメディアの監視も忘れてはならない課題だ。
(2018.10.1)
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